男が育休を取ったら気づけたこと

男が育休を取ったら気づけた育児の楽しさ・苦労・コツを感ずるままに書き綴ります。


都知事は小池か増田か鳥越か…⁉︎

無駄な税金をまた使う都知事選

参議院選挙も終え、いよいよ都知事選が本格稼働してきた。私自身の意見でいうと、舛添前知事が継続することが一番の選択だと思っていたので、やはり都知事選が行われること自体には反対だが、もう言っても仕方がない…

 

海外視察の不要に贅沢な宿泊や、公的資金の私的流用は完全にアウトだと思うが、それを全て返金し、報酬ゼロで頑張ると言っている人を辞めさせる理由は無くなると思う。むしろ、メディアに踊らされ、街中で舛添不要論を唱えていた市民は、この都知事選でまた50億円という税金が使われることを知っているのだろうか…。50億もあれば、保育所がいくつ立てられるのだろう?地域住民の反対も慰謝料という形でお金で解決できるのではないだろうか?

 

それでも、選挙に踏み切るまで舛添潰しにかかったのは、実は無知な市民ではなかろうか…。残念でならない…

 

都知事選は3択か?

皆さんも既にご存知のように、都知事選は、小池百合子増田寛也鳥越俊太郎の3択の様相に成るだろう。既にメディアに取り上げられない時点で、この3名以外の選択はこの時点でないと言っていい。先の参議院選挙でも自民党が圧勝したが、小池氏と増田氏がこの得票を2分し、野党統一し鳥越氏に票が集まれば、どうなるかわからないと言ったところか…

 

3者の政策は?

3者の政策を見てみると、その記載の順序で優劣のつき方がよく見えて来る。大概は類似したことを言っていることが多いのだが、この順序でどこに力点を置くのかを見て取るしかない…

 

小池百合子の場合>

小池氏の場合は、まず「東京大改革宣言」と銘打ち、都政予算の可視化や削減を謳っている。これが一つ特徴かもしれない。

そして3つの「新しい東京」ということで、

  • セーフ・シティ  …住宅の耐震化・不燃化、電柱ゼロ化、テロ対策
  • ダイバー・シティ …待機児童ゼロ化、高齢者等の働く場の創出、残業ゼロ化
  • スマート・シティ   …環境対策、金融対策、ベンチャー支援、環境立国化

を打ち出している…

 

www.yuriko.or.jp

 

増田寛也の場合>

増田氏は、「あたたかさと夢あふれる東京に。」と銘打ち、同じく3つの政策を掲げている。その順序はこちら⬇️

  • あたたかさあふれ、お年寄りも子供も安心できる東京の実現
  • 大災害の不安を解消し、安全に守られる東京の実現
  • 2020年大会を起爆剤に、世界一の魅力あふれる東京の実現

子育て支援をトップに上げているが、その一方で高齢者政策も並べているのが、多数を占める高齢者を視野に入れていることが見え隠れする…

 

www.h-masuda.net

 

鳥越俊太郎の場合>

一方で鳥越氏は、「あなたに都政を取り戻す」と銘打ち、以下6つの政策を以下の順序で訴えている。

  • 都政への自覚と責任 
    →第2の舛添問題を起こさせない体制をつくります。
  • 夢のある東京五輪の成功へ 
    →ムダをなくしつつも、平和の祭典としての五輪を成功させます。
  • 都民の不安を解消します
    →都民のこころとからだの健康をあらゆる施策を通じて実現します。
  • 安全・安心なまちづくり
    →住宅耐震化率83.8%から100%を、再生可能エネルギー割合8.7%から30%を目指します。
  • 笑顔あふれる輝く東京へ
    →働く人の37.5%が非正規社員。正社員化を促進する企業を支援します。
  • 人権・平和・憲法を守る東京を
    →多様性を尊重する多文化共生社会をつくります。

と、一通り網羅しておいた感が否めない…。そして自身が76歳と高齢者であることを売りに選挙活動している点からも、高齢者偏重の政策に見て取れる…

 

www.shuntorigoe.com

 

3者の政策上の差異は?

上記の通り、3者の優先順位を見て取ると、類似している箇所は当然ありながら、小池氏・鳥越氏は、都政予算の可視化を一番に掲げ、都民の舛添氏への不満・反発を得票に変えようとの意図が見えるのに対し、増田氏は、一番に子育て支援を掲げている。

 

この点から見ても、小池氏・鳥越氏は、(当選したいという欲望が主であり)自分ありきに思えてならない…

 

私見を述べると、小池氏は増田氏からも言われたように劇場型であり、自分中心の自己実現欲の高い方なのであろう、人相からもそれが強く伺える。よく「都民のため」とかいう表現を多用し、高感度をあげようとしているのかもしれないが、それが丸わかりでどうも好きになれない。しかも都知事になったら即都議会を解散し、都議会の透明性を訴え得票を得ようとしているが、市民はまた選挙で50億円近くを使おうと言っていることを知らないで騙されている…

 

鳥越氏も、自身の人気を理解した上で、絶対数が多い高齢者狙いの政策をそのまま打ち出してきた…。経験がないことも一つのマイナスではあるが、俯瞰的に長期的に、東京都および日本の先行きにまで考える意思があるかが見えてこない…

 

別記事でも何度も書いてきたが、高齢者を蔑視するつもりはないが、高齢者だけを見据えた得票ありきの政策には、猛反対したい。今の日本が継続的に前向きに国家運営されるには、世代間格差の問題と、世襲格差の問題が大きい。機会平等なく、価値発揮の対価が不平等であることこそ、是正しなければならないと感じている。世襲格差の問題は高額な相続税・贈与税で良いか悪いかは別にして、不平等感はないが、世代間格差や今なお元気であり、高所得な高齢者を、若者層が身銭を切って養っている構造だけは回避しなければならないと考えている。

 

そういう意味では、増田氏が一番安定感あり、妥当ではなかろうか…

 

f:id:nue0801:20170815165311j:image

 

<関連記事>

nue-childcare.hatenablog.com