人が嫌がることを進んでやる?
自分が小学校の頃、児童会会長を決める選挙が学校で行われた。 体育館に集まり、選挙が行われるのだが、候補者演説とともに応援演説というのがセットで発表され、聞いた児童が投票するというものだった。 今でも、衝撃で忘れられないのだが、ある候補者の応援演説で、高らかにこう言ったのだ…
「◯◯君は、人が嫌がることを、進んでやる人です❗️」
それを聞いた、(私を含め)多くの児童が「そんな人、嫌だ」と思い、投票しなかった…。当の本人は、おそらく「◯◯君は、他の人なら嫌がることでも、進んでやる人です!」と、掃除や給食担当など、他の人なら嫌がることも、その候補者は進んでやる と言いたかったのだろうが、それをうまく伝えられなかったのだ…
結局、その候補者は落選し、その後も尾をひいた…。表現とは、難しいものである…。あまりに衝撃的な応援だったので、今だに覚えている…
息子は本当に人が嫌がることを進んでやる…
なぜ、そんなことを思い出したかというと、もうすぐ1歳と4ヶ月になる息子が、逆に「人の嫌がることを、進んでやる息子」だからだ…。最近は、自我をかなりハッキリ主張するようになったし、それ自体はすごく嬉しいのだが、どうも父親・母親の反応が、本人は楽しいようなのである…。特に、我々が困った表情をすると、当の本人は「キャッキャ、キャッキャ」と笑顔になりずっと喜んでいる…
- 片付けたばかりのオモチャを、すぐにばら撒く…
- テーブルの上のものを、手を伸ばし、下に落とす…
- ズボンを履かせようとすると、反転し、逃げ出す…
- 食事を、「ベーっ」と吐き出す…
- ベッドに寝かせると、立ち出す…
- オムツを替えたそばから、う◯ちをまたする…
- …etc
などなど、喜んでいる姿は、とても可愛らしく、愛らしいのだが…。果たして、これが親だけでなく、今後できるであろう友人などにもして、楽しみやしないかと、心配になる…。ついつい、喜ぶ姿を見て、我々も「もう〜っ」と、楽しく反応してしまうが、考えものである…(ー ー;)
ふと、昔のことを思い出して、ほくそ笑む私でありました…
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書籍名:男の子はなぜ言うことを聞かないの?
著者名:波多野 ミキ