男が育休を取ったら気づけたこと

男が育休を取ったら気づけた育児の楽しさ・苦労・コツを感ずるままに書き綴ります。


保育園は嫌悪物なのか⁉️💢

仕組みがあっても、意味をなさない…

先日ふらりと寄った有楽町のルミネ。そこで、少し先進的なエレベーターを発見!⬇️ 

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もちろん各所のエレベーターもよくよく見ると、ベビーカー優先とは書いているものの、ここまでハッキリと書いてあるのは初めて見た。記事「バリアフリー?」でも書いている通り、私も育休中にはこのエレベーター問題には苦悩していたので、ホッコリとした気持ちになる…
 
ところが、エレベーターが到着すると、ベビーカーて子どもを連れるママを押しのけ、セレブマダム軍団が、我関せずとエレベーターに乗り込む…(-。-;
 
仕組みがあっても、ルールを守る節度が無ければ、意味をなさないのである…
 

保育園だけは、許してもらえませんかね…

そんな折に、こんなニュース…⬇️ 

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ネット上でも賛否含めて話題となっている…
 
以下引用

千葉県市川市で4月に開園予定だった私立保育園が「子供の声でうるさくなる」などの近隣住民の反対を受け、開園を断念。ネットでは怒りや疑念の声が上がっています。
【保育園問題】千葉県市川市で開園予定だった保育園が近隣住民の反対で断念。それに対する怒り・疑念の声が巻き上がる。/togetter

高齢化社会における保育園経営の難しさについては、別の経営者も取材でコメント。住民の反対や嫌がらせがあり、老夫婦に「保育園は来るな!静かに暮らしたいからここに住んでるのよ!」と言われたこともあるそう。
「保育園は来るな!静かに暮らしたいからここに住んでるんだ!」 待遇改善よりも深刻な社会の無理解、高齢者から嫌がらせも - ライブドアブログ/痛いニュース(ノ∀`)

ネット上では、「次の世代を育てる気がないんだよね」「こんなん、何やっても無理やん」との声がある一方、「保育園の向かいに住んでいるけど実際うるさい」「集団の子供の声が毎日って考えたら結構きついよ」と同意するコメントも。
私立保育園:「子供の声うるさい」開園断念 千葉・市川 - 毎日新聞 /はてなブックマーク

 
もちろん自宅近くに嫌悪物ができるのに後ろ向きになったり、反対する気持ちは理解できる。私も自分事で捉えると、いきなり家の近くにゴミ処理場ができたら、やっぱり嫌だと思う。それでも、発電所も、ゴミ処理場も、高圧線鉄塔も、保育園も、やはり今の世の中には必要なのであり、金銭的な合意も含めて、誰が我慢しているのだと理解する。
 
ただ、保育園だけは別扱いしてもらえないだろうか…。身勝手な言い分かもしれないが、日本の未来も見据えて、理解してもらえないだろうか…。今の世の中の構図は、利己的な大多数である高齢者から「私たちは、嫌悪物の無いところで静かに楽しく余生を暮らしたいの。保育園入れないのはかわいそうだけど、内職でも何でもやって税金をたっぷり収めて、年金で私たちをちゃんと養ってね。」とでも、若者層が言われているかのよう…で、無性に残念な気分になる…
 
どれだけ保育園を作っても、社会全体が日本の危機に対し、前向きに取り組むという空気感が無ければ、無知で利己的な大多数には勝てないのだ…。シルバー民主主義とも揶揄されるが、まさに老害…。有楽町のエレベーターで見た利己的なセレブマダムたちの無自覚な高笑いを、苦々しく思い出す…
 

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<推薦図書>

経験・知識・財産、そして人格。時間をかけて個性の強くなった高齢者たちによる「老害」が、すでに多くの家庭を襲っている。高齢者だって生まれつきの性格にしたがって生きている。ただし、若いときよりも強い個性となって―。高齢者が増えるとともに、多くの家庭を襲う「老害」は、もはや「年をとれば頑固になるから」「当事者でないとわからない」などの一般論ではすまされなくなっている。本書は、インタビューで得た8つのエピソードから「老害」の諸相を描いた話題作。

書籍名:老害: 子ども世代は逃れられない 
著者名:佐藤 ゆかり