「躾(しつけ)」とは…?
随分と間が空いてしまったが、5Sの最終回である…
「躾」とは、むしろ育児の方が一般的に使われる言葉だが、ビジネス上の教育に於いても「躾」は重要である…本来的な意味は、「裁縫で縫目が狂わないように、仮にざっと縫いつけておくこと」が語源であり、「礼儀・作法を教え込むこと」という意味が一般的であろう…
となると、「礼儀」「作法」とは何だろうか…ということになる。別ブログ「仕事の本質/お金の本質」内記事「躾(しつけ)」では、以下のように説明している。
「躾(しつけ)」とは、ルールを決めること。
- いつ
- 何を
- 誰が
- どのように
するのか・してはならないのかを決めよう。
ルールは、目的に沿っていることを前提にしよう。
目的に近づく為にやること、目的に近づく為にやってはならないことを決めよう。
ルールは、みんなで決めよう。
人は口には出さないが、思っていることがある。みんなでルールを出し合えば、みんなで守る。トップダウンのルールは浸透しづらい…
ルールも整理・整頓しよう。
不要になったルールは、人を無駄に制限する。悪習慣に変わることもある。ルールにした意図を誰もしらないケースもある。定期的に、ルールを見直し、場合によってはルールを捨てよう。
これが、マネジメントや品質改善の原則。
これを、家庭内・育児の場面でもすればいい。
- 6時半には起きる。
- 食事は家族全員で取る。
- 仕事で飲みに行く時は、16時までに連絡を入れる。
- 息子は20時までには寝る。
- 夜泣き対応は私の仕事。
- 休日の食事は妻が作る。
- トイレの蓋は開けっぱなしにしない。
- 電気は毎回消す。
- …etc
書き出せばキリがないが、我が家にもたくさんのルールができた…
ルールを浸透させるのには時間がかかる…
浸透するには、時間がかかる。その時は、言い続け、場合によっては書き出し、張り出し、家族会議をし、浸透するまで根気よく話合うのだ…そうしないと、ルールはなかなか定着しない…。また定着しないルールは、何が要因なのか、そもそも必要なのかを皆で議論するのも一案だ。悪法は、行動を制限するのみで、効果が無いからだ…
ビジネスにおいて、「5S」を体験されている方も多いと思いますが、家事・育児に於いても、もっと言うとどのような分野に於いても「5S」は通ずると実感しています…。 ぜひ試してみてください…
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