男が育休を取ったら気づけたこと

男が育休を取ったら気づけた育児の楽しさ・苦労・コツを感ずるままに書き綴ります。


児童虐待は他人事か…⁉︎ 虐待通告が 3万人を超える…

増え続ける虐待…

増え続ける虐待…。また統計上での虐待件数が、過去最高を更新し、統計を初めてから6年連続で、増加し続けている…

児童虐待の疑いがあるとして全国の警察が今年上半期(1~6月)に児童相談所(児相)に通告した18歳未満の子供は、前年同期比23.5%増の3万262人に上ったことが21日、警察庁のまとめで分かった。増加は上半期の統計を始めた2011年から6年連続。摘発件数も2年続けて500件を超えた。児童虐待に関する110番を受けた場合、全国の警察では警察官が現場に駆け付けて子供の安全を直接確認している。生命の危険があるなどとして保護した子供も15.2%増の1787人と、5年連続で増えた。通告の内容では、子供に暴言を吐いたり、目の前で配偶者らに暴力を振るう「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」などの「心理的虐待」が7割で最多。暴行を加えるなどの「身体的虐待」が2割弱、育児放棄などの「怠慢・拒否」が1割だった。警察庁は昨年4月に全国の警察本部に通達を出し、児相への積極的な通告などを指示している。通告件数の増加について、同庁幹部は「社会的問題として児童虐待への関心が高まり、警察への通報が増えていることも背景にあるのではないか」と話す。摘発件数は3年連続で増えた前年同期(528件)から3.2%減の511件となったものの、4年前(249件)の2倍以上と高い傾向が続いた。身体的虐待が約8割、性的虐待が1割強だった。摘発されたのは被害児童の実父や養父などの男が73.1%を占めた。被害児童は4.2%減の519人。女児が半数をやや上回り、死亡した児童は前年同期より4人少なかったものの、無理心中と出産直後を含めて27人に上った…

 

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▶️ お願いだから、虐待するのは、もうやめてくれ…💢
▶️ 虐待は、実際に増えているのか…?
▶️ 虐待」はどうして起きるのか⁉️

 

虐待は他人事か…⁉︎

一方我が家において虐待が他人事かというと、残念ながら、そうとも言い切れない…。結婚や出産前には、虐待なんてする筈もないと思っていたが、妻を見ていると、いつ何時虐待に発展しかねないという、不安も正直ある…。今朝もそうであったが、出勤前の慌ただしい時間に、息子が言うことを聞かず自由奔放にしているのを、思い余って大きな声で、感情的に息子を叱責している妻を見ていると、一線を越えないか…と、いわれもない心配が、私の頭の中をいっぱいにする…

 

誰しも親なら虐待しようなんて思っている筈がない…。過去にも記事記載したが、女性の社会進出、成果主義、世代間格差、将来への不安、核家族化、コミュニティ不在などが複雑に連関し、吐露できないストレスが、身近な弱者である子どもに向けられるのだ…

 

けして肯定するわけではなく、断じて許されることではないと強く思うが、誰しもふとした事で一線を越えかねないと、対岸の火事にしないようこの統計結果を捉えたい…

 

▶️虐待」と「教育」の差はどこにあるのか⁉️
▶️ いい加減、児童虐待は辞めませんか💢
▶️ 虐待通告、初の2万人超で過去最多に…

 

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<推薦図書>

児童相談所長の経験と学術研究の集大成。児童虐待の実情と背景、明治から現在に至る児童関連法の歩みを詳説。英・独・仏の比較法研究も加味し、児童虐待防止と子の最善の利益のための法制・実施体制を展望…

書籍名:児童虐待の防止を考える: 子の最善の利益を求めて
著者名:佐柳 忠晴