図書館で目に止まった書籍「忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス」を読んでみた。どうも世の中はイクメンブームらしい…。こんな記述があったので、ご紹介。パパが育児をすると6つのいいことがあるらしい…
- お母さんが楽になる。そうすると、お母さんと子どもの、より良い関係が築かれる。お母さんの、お父さんへの愛情も深くなる。
- 子どもは、自分はお母さんだけでなく、お父さんからも愛されているんだという気持ちを持つ。自己評価が高くなる。
- お父さんが、ほめてくれると、子どもが、友達関係や、学校、社会に出て行くときの、勇気になる。
- お父さんが、体を使って遊んでくれると、体も丈夫になる。
- お父さんに、ちゃんと叱ってもらうと、子どもはルールを守れるようになる。
- お父さんが、ジョークを言うと、家の中に、ゆとりができる。
概ね賛同するが、実体験として育児を専業でしてみた私としては、
- 軽く、薄っぺらいんだよ
- 実際は、そんなほのぼのしてねぇよ
と、言いたくなる…
実態は…
- お母さんが楽になる。そうすると、お母さんと子どもの、より良い関係が築かれる。お母さんの、お父さんへの愛情も深くなる。
→それだけじゃなく、妻との比較意識や競争意識も生まれる…。 - 子どもは、自分はお母さんだけでなく、お父さんからも愛されているんだという気持ちを持つ。自己評価が高くなる。
→それだけじゃなく、息子の取り合いも生まれる…。 - お父さんが、ほめてくれると、子どもが、友達関係や、学校、社会に出て行くときの、勇気になる。
→たまにじゃなくなるので、ほめる効果が薄れていく…。 - お父さんが、体を使って遊んでくれると、体も丈夫になる。
→毎日遊ぶと、中年の体にはキツイ…。 - お父さんに、ちゃんと叱ってもらうと、子どもはルールを守れるようになる。
→これも、たまにじゃなくなるので、叱る効果が薄れていく…。 - お父さんが、ジョークを言うと、家の中に、ゆとりができる。
→妻との関係性でいうと、冷たい空気が流れます…。
とは言いつつも、いい本です…(ー ー;) 仕事をしている男性には、一度読んでもらいたいと思いました。自分は育児を手伝っている、よくやっていると思っている方は、奥さんが何に怒っているかに気づけます…
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<推薦図書>
ここ1、2年、父親の育児と仕事の両立を応援する動きは、社会に急速に広がりつつあります。男性の育児休業取得者がいる企業は、2年前の24.9パーセントから54.8パーセントに増え、父親の子育て推進は、「経営にプラス」とする企業も、93.1パーセントに上ります。いい人材を確保し、意欲を高め、生産性を上げるのに、有効な経営戦略と考えられ始めているのです。(日本経済新聞社 ワークライフバランス調査<平成19年>)しかし、その一方で、多くの父親の実感は、リストラで人員が削られ、よけいに忙しくなって、仕事だけでもういっぱいいっぱい、という声もよく聞かれます。また、気持ちはあっても、何を、どうすればよいのかわからない、という声も聞きます。父親の立場に立てば、子どもが生まれるまで、父親は、育児について、ほとんど教育を受ける機会がない、という現実があります。おじいさんを見て見習おうにも、これまた時代や状況が違いすぎ、なかなかモデルにはなりえません。そこで、今、パパとして奮闘中の方、またこれからパパになろうとする人に、これだけは知っておいてほしい、ということを、『ハッピーアドバイス』シリーズの一つとして出すことにしました。日々の診療の中で、お母さんから聞いたお父さんへの期待、また、お父さんの素敵なアイデア、そして、私自身のささやかな経験(というか、失敗?)から、特に大切だと思うことを、まとめました。子育てに関わることは、父親にとって、広くいえば、自分の生き方を見直す、大切なきっかけになります。生き馬の目を抜く競争社会の中で、自分の力がどこまで通用するのか、数字や結果を追い続けるのも、男性として確かにやりがいのあることでしょう。同時に、遊びとか、ゆとりとか、優劣でなくありのままの価値を認めるとか、損得なしのつきあいとか、仕事とはまた別の喜びが、子育ての中には確かにあります。子どもと関わる中で、父親自身がいやされ、それがまた明日へのエネルギーとなり、仕事のアイデアにもつながる、そんなことも少なくありません。子育てに関わることは、決して時間と労力を犠牲にすることではなく、父親の人間性を豊かにし、幸せを与えてくれるものなのです。 この小著を、少しでも、今後の子育てに、家庭円満のために、役立てていただければ幸いです。
書籍名:忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス
著者名:明橋 大二