男が育休を取ったら気づけたこと

男が育休を取ったら気づけた育児の楽しさ・苦労・コツを感ずるままに書き綴ります。


家事と子育ての分担で、夫婦間に生じる不和の真実…

家事・子育ての押し付け合い…

大それたタイトルの記事を書くことにする…。とは言っても、育児の専門家でも評論家でもない為、なにか皆様に正解や解決策を提示できるものではなく、あくまで私個人に起きた事象とその原因への考察に過ぎない…。ただ、多くの家庭で、我が家と同じことが行なわれ、類似した悩みを抱えられているであろうと仮説すると、どこの家庭も同じだね…という共感や安心くらいは、提供できるのではないだろうか…

 

「もう出るからね💢」

 

今朝の我が家の会話…。朝からけたたましく発せられる妻の台詞…。明らかに殺気立っていて、その矛先は私に向けられている…。事の経緯を少し具体的にお話しすると、3歳となった我が家の息子はイヤイヤ期・ヤダヤダ期を通り越して、勝手に息子の状態を単語で表現するならば、「自己主張一点張り期」に突入している…。起きない、着替えない、食べない、行かない…と、自分の気分が乗るまでは、事を起こそうとしない、マイペースぶり…

 

我々はどうかと言うと、当然のように仕事はあり、決められた時間はあり、限られた時間の中で、家事と息子の準備をしなければならない…

 

で、前述の妻の台詞…。妻が何を言いたいかというと、私が家事をやらないから、自分が出社の時間に間に合わない…という訳だ…。事ある毎に、妻は私よりも家事を負担していることを主張し、私も(言葉には出さないが)同様の事を心の中で強く思っている…。過去には、口論もしたが、支離滅裂な妻の主張に、私が辟易し、それ以降、言葉には出さず、私自身も不満に思いながらも、粛々と日々を過ごしているのだ…

 

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▶️ 妻よ、指示は明確に出してくれ💢

 

我が家の家事分担…

具体的に我が家の家事分担をザッと可視化するとこんな感じ…⬇️

 

私(夫)

  • 保育園送り
  • 食器洗い
  • ゴミ捨て
  • 洗濯物の畳み

 

  • 保育園迎え
  • 食事
  • 洗濯

 

共同

  • 掃除
  • 買い物

 

ザッとではあるが、その分担には大差無いように思えるし、むしろ妻が嫌いな家事を押し付けられている感じがしていて、心情的には私が家事をしないと批判し、自分がやりたくないことを都合よく言葉を変えて、自己主張しているようにしか思えてならないのだ…。平たく言えば、大人版「自己主張一点張り期」でしかなく、息子のようにストレートな表現ならば、まだ可愛らしくもあるが、大人のそれは見苦しいとしか感じないのである…

 

▶️ 妻の口癖…「ちょっとは手伝ってよ💢」
▶️ 育休のススメ_9 妻とのコミュニケーションは難しい…⁉︎

 

夫婦間に不和がなぜ起きるのか…⁉︎

一方で、妻がそんな心情になってしまった要因を考察すると、それはやはり子育てへの負荷なのであろう…。家事だけの分担であれば、互いに好きな分野や逆に嫌いなことを話し合いながら、分担の落とし所を見出だせそうなものである。我が家においても、家事の分担はその通りで、たとえ苦手なことや嫌いなことを割り振られたとしても、好きで結婚したパートナーか喜んでくれるのでも、さして苦しくもない…。問題は、その家事分担にアドオンされて、子育てという役割が負担として、のしかかるのだ…。そしてこの子育てという難物は、家事の比ではなく重くのしかかる…。なんせ、自分ではコントロールできず、予測も出来ない事象が多々発生するからだ…。しかも頻度高く…

 

我が家においても、冒頭の「自己主張一点張り期」はまさにそうで、朝の限られた時間の中で、起きない、着替えない、食べない、行かない…をやられると、時間はないわ、会社に遅刻するわ、で焦りから、感情が溢れてしまう…

 

しかも、厄介なのは、子育て自体を否定や批判することは心情的には憚られ、苦手や嫌だとも言い出せず、そう思うことすら罪悪感でしかない…。結果どうなるかというと、夫婦間で行き場のない感情が、相手方に対して向けられ、互いに負荷がアドオンされていることを考慮に入れず、互いに相手が楽をしているという錯覚に陥るのではないだろうか…

 

当然と言えば、当然なのだが、そんな構造を理解しながら、互いに会話をしなければ、この不和の着地点は、そう簡単には見出だせないのだろう…。留意したい…

 

▶️ 「虐待」はどうして起きるのか⁉️
▶️ 感謝の気持ちは言葉で伝えよう‼️
▶️ 育休のススメ_4 育児と仕事の両立は、生半可ではなく大変だ!

 

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<推薦図書>

「産後クライシス」とは、産後における育児や家事をめぐる夫婦および家族間の崩壊の危機の総称。この危機やすれ違いはなぜ起こるのか、またどうやったら乗り越えられるのかを、夫婦問題の研究家である著者が解説…

書籍名:産後クライシス なぜ、出産後に夫婦の危機が訪れるのか
著者名:岡野 あつこ