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男が育休を取ったら気づけたこと

男が育休を取ったら気づけた育児の楽しさ・苦労・コツを感ずるままに書き綴ります。



こうすれば、家は安く建てられる…⁉️

いい家を建てる!

「品質の高い家」を「より安価な価格」で…

間取り、床材、外壁材、屋根材について、順々に述べてきたが、今回は我々にとって重要な建築コストについて、書いてみたいと思う。

 

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下の表は、一戸建て注文住宅の平均値を示している。ご覧いただくと平成26年度の建築費平均は3,310万円となっており、決して安価とは言えない金額だ…

しかも、この金額はあくまで日本の平均であって、特に都市部においては、世帯収入に合わせてなのか、建築にかかる人件費の高騰なのか、さらに金額が上がるという…

 

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※(一社)住宅生産団体連合会「2014年度戸建注文住宅の顧客実態調査」より抜粋

 

誰しもが、「品質の高い家」を「より安価な価格」で購入したいと思うのは当然のことだろう。が、これを両立することは正直言って難しいと捉えたほうがいいだろう。当然ながら「品質がいい」モノは、比較的「高価」であり、下手をすると、「安かろう悪かろう」になりかねない。

 

何にコストがかかるのか?

宅建築コストのうち、何が大きな影響を与えるのか?実際に家を建ててみてわかったが、コストインパクトが大きい項目は以下の項目と言えるであろう。

  • 構造
  • 断熱材
  • 床材
  • 外壁材
  • 屋根材

である。内装であるキッチンやトイレや戸棚なんかは、まあ言うてもたかがしれていて、住宅コストに占める割合は上記の項目が多くを占めている。

 

上記の項目に共通していえることは、

 

「品質による価格差」×「大きさ・広さ」

 

という公式が成り立つ点だ。ここに、住宅建築コストを下げるポイントがある。

 

品質による価格差

まず述べたいのは、「品質による価格差」についてである。触れたように「品質がいい」モノは、比例的にコストは上がるのだが、この「品質」というのが肝である。

「品質」とは期待値の表れであり、その期待値は人それぞれである。要は人によって求めるモノは異なるのであり、施主自身が何を重視し、何を軽視しているのかを突き詰めて見極める必要があるのだ。裏を返せば、「高い」モノが、必ずしも「品質=期待値」がいいとは言い切れないのだ。

上記の項目一つ一つに於いても、人それぞれの重要視する視点があるのだ。例えば、こんな感じであろう…⬇️

  • 構造  …耐震性、耐久性、耐熱性、熱橋、間取りへの適用範囲、
  • 断熱材 …断熱性、耐久性、結露・カビへのリスク、
  • 床材  …色合い、風合い、デザイン、耐久性、温もり、
  • 外壁材 …デザイン、耐久性、耐火性、断熱性、遮音性、
  • 屋根材 …デザイン、耐久性、太陽光パネルとの親和性、

一例を挙げると、構造で耐震性を重要視したとしても、震度6に耐えうる構造と、震度10まで備える構造では、構造自体もコストも大きく異なってくる。一つ考え方ではあるが、震度◯以上が来た時には仕方無しと諦め、地震保険など他代替策でコストを安くリスクに備える方法も同時に考えるという割り切りが必要だ。

私自身でいうと、当然耐震性は重要視する項目ではあるものの、一生で来るか来ないかわからない大地震にどれだけお金をかけるかは、スパッと割り切り震度7にも耐えられるレベルで構造は選んだ。

それ以外についても一つ一つどのような判断軸があり、どこまでを求めるのかを突き詰めて考えるといい。過去の私の記事も参考になれば幸いです。

 

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「大きさ・広さ」

もう一つは大きさや広さを工夫することで、かかる建築コストをぐっと下げることができる。結論からいうと、私はこちらをお勧めしたい。というのも、品質を下げると住んでから後悔するだけだと感じるからだ。

かといっても、こちらもただ狭くするのであれば、住みづらく後悔するだけだ。ここで言いたいのは、同じ広さでありながら、工夫をすれば建築費を下げられるというものだ。

例えばだが、同じ広さでも、家の形状によってコストは大きく変わる。下の図で説明すると、同じ面積でありながらも、その外周つまりは外壁材や断熱材のコストは大きく異なるのだ。

 

建物が同じ面積でも、外周の長さによって金額が変わる

同じ面積で外周の長さが変わる例

 

同じように、2階建ての作り方も同様である。より複雑な形状になればなるほど、構造に掛かるコストは大きくなり、結果的にはコストは跳ね上がる。

 

総2階と下屋付きでも、金額が変わる

同じ面積で金額が多くなる例

 

つまりは、家の形は極力正方形や立方体に近づくように、よりシンプルに作るのがコストを下げる上では重要だということ!凹凸があればあるほど、外周=外壁材・断熱材のコストは跳ね上がり、構造体のコストも大きくなるのだ。

 

最後に屋根の形状である。こちらも同じようによりシンプルな形状が、コストを下げるコツである。

 

建物が同じ面積・形状でも、屋根の形状で金額が変わる

寄棟屋根、切妻屋根、フラット屋根

 

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で、我が家はどうしたかというと…

以上をふまえて我が家がどうしたかというとだが、「品質」は自分たちが求めていることはなんなのかを突き詰めて考え、コストだけで判断せず、自分たちの要望の必要十分な材質を選ぶことにした。コストを見ずに決めたので、思考もマイナスに働かず、自分たちの希望を語り合う作業は、前向きであり楽しい。

ざっと我が家の判断軸を書き出すとこんな感じ…⬇️

  • 構造  …震度7程度に耐えられる構造に、結露を避けるため木造に、
  • 断熱材 …ZEH仕様を目指し、東北でも耐えられる断熱性能に、
  • 床材  …色合い、風合いを重視し、アカシアの無垢の挽き板に、
  • 外壁材 …耐久性とデザインを重視し、陶器の素材に、
  • 屋根材 …耐久性とデザインを重視し、瓦材に、

コスト面をいうと、構造は必要最低限の耐震性にしたため、不要にコストがあがることはなかった。断熱材は結果高価な素材になったが、快適さには代え難いと思っている。床材は色合い、風合いだけで決めたが、結果的にはコスト安な素材であった。外壁材や屋根材は高価な素材になったが、ゆくゆくのメンテナンス費を考えると、トータルコストは抑えられるであろう…。

そして、大きさ・広さについてである。生活もあるため、必要最低限の広さはどれくらいかと考えると、夫婦2人・子供2人で計算し、建坪は30坪強になったが、これくらいは欲しいところである。一方で形状は、極力正方形・立方体になるように設計した。凹凸もほぼ無くし、外観のデザインは、凹凸ではなく窓の形状や軒裏の木目などで、自分たちが気に入るデザインにし、形状では複雑にはしないことで、コストをぐっと抑えることができた。おそらくだが、トータルで数百万は変わってくるだろう。

屋根だけは、結果複雑な形状である寄棟屋根にする。これはコストよりもデザイン性を重視した結果だが、気に入らないデザインに長年住むくらいなら、全然許容できる。

 

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キャンペーンをフル活用する! 

加えていうならば、ハウスメーカーのキャンペーンをフル活用することをお勧めしたい。ハウスメーカーは、地域の工務店と比較して非常に高価ではあるが、その多くは販管費(営業費用、広告費用)が工務店とは大きくことなるからだ。

で、あれば、その営業費用・広告費用をふんだんに使うことで、品質を下げずして、コストを大きく下げることができる。

営業マンは、客の顔を見ながら、このキャンペーンを小出しにしてくるので、ハウスメーカーを決めたというのを、先延ばし先延ばしにし、この小出しに引き出すのがいい。

実際に、我が家が活用した積水ハウスのキャンペーンは以下の通り…

  • シャーウッドキャンペーン
  • ベルバーンキャンペーン
  • セミナーに参加することで建築費が ◯十万円 下がるというキャンペーン
  • ◯月までに申し込みをすることで建築費が ◯十万円 下がるというキャンペーン

それぞれの具体的な金額は避けるが、このキャンペーンだけで ◯百万円値引きいただいた。実態としては、この値引きを想定して、ハウスメーカーは価格設定をしていることを考えると、すべて引き出しフル活用することを、絶対にオススメする。

 

 

いかがでしたでしょうか?

もちろん、妥協をし品質を下げ、コストを下げることもできるのですが、上記に挙げる項目は家の基礎とも言える部分であり、あまり妥協することはお勧めしません。

それよりも、自分たちが何をどこまで求めているのかを突き詰めて会話することが、必要以上にコストを抑えることを避け、そして希望の家を語りあう作業として重要だと私は考えます。参考となれば嬉しいです。

 

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<推薦図書

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書籍名:安くていい家がほしければ、営業マンと話をするな―お隣より500万円も安く家を建てる方法 
著者名:飯村 真樹