男が育休を取ったら気づけたこと

男が育休を取ったら気づけた育児の楽しさ・苦労・コツを感ずるままに書き綴ります。



なぜ日本の出生率は低いのか⁉️

記事「【マジでヤバイ】15歳未満人口が35年連続で減少…」の続き…

 

なぜ出産しないのか?

先述の「少子化の何が問題なのか⁉️なぜ少子化になるのか⁉️」では、未婚率の激減について触れた。今回は出産率・出生率について触れるが、下記図をみると、過去と比較し出産率・出生率も激減していることがわかる。ここで疑問視しなければならないのは、この出生率とはどういう計算ではじき出されているかだ。

 

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出生率とは?

出生率(しゅっしょうりつ)とは、人口学において、一定人口に対するその年の出生数の割合をいう。通常、合計特殊出生率のことを指すが、これは「一人の女性が一生のうちに出産する子供の平均数」を示している。単純計算でこの値が2.0なら、夫婦2人から子供が2人生まれるので(男性は子供を産まない)、その世代の人口は維持されることになる。グラフは日本における出生率の推移だが、戦後と比較すると明らかにこの出生率が低下していることが見て取れる。

 

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直近数年で言えば、増加していることも見て取れるが、それでも人口増加の目安である2.0を超えられていないのが、現実だ。しかも、母数である高齢女性が多数死亡していることを考えるとやはり楽観は出来ない。

 

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本当に出産していないのか?

で、疑念が残るのは、上記出生率は女性一人あたりの出産数を割り出しているため、既婚者に限ればどれくらいの数字になるのかという点だ。

日本の完結出生児数の推移(国立社会保障・人口問題研究所)を読む限り、日本の女性は子供を十分産んでいる。夫婦の完結出生児を見る限り、日本の既婚女性が子供を産む出生児数は微減ではあるものの、ここ30年はほぼ横ばいで、まだ基準の2.0近くを維持している。

 

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それと日本の離婚の原因を読んで驚かされたが、不妊がリストに入っていない。いや、おそらく、不妊は病気の項目に入っているのだろうが、日本における離婚理由として「女性の病気」が原因となるのは平均2%だ。これが不妊による離婚数だと仮定するならば、世界的にみても、この数字は低い。

つまり、日本の生殖能力は世界的にみて高いことになる。完結出生児でも2.0近くだし、日本人が子供を産まないとはやはり言い切れない。人口あたりで見れば当然ながら高齢者層が多数を占める日本の場合、出生率は低く出てしまうのだ。

もっとも子供を望む割合などは、他の国、つまりフランスやアメリカでも二人程度。実際に、これらの出生率のいい国でも家族にいる子供の数は二人が一番多い。なので、日本人が子供を産まないとは言い切れないのだ。

 

やはり問題は未婚率⁉︎

と、考えると日本の少子化問題は、未婚率の増加が原因と捉えるのが、賢明であろう。都心においては、保育所問題が注目されているが、それよりも、少子化においては、未婚率の低減が大きな課題だということが出来る。記事「少子化の何が問題なのか⁉️なぜ少子化になるのか⁉️」でも触れたが、未婚率の増加はグラフを見ても顕著だ。

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もちろん、だからといって保育所問題を解決することが無意味だとは思わない。私自身も市の保育所は全滅した身としては、解決したいし、保育所に預けられないから、仕事を選択し、子供を産まない人もいるとは思う。しかし、私自身はどうだったかというと、子供をつくる時に保育所に預けられるかなんて、1ミリも考えていなかった。これは想像だけれども、第一子においては同様の方は多いだろし、第二子においては一人も二人も一緒と考える方が多いのではないか、と想像する。

話を戻すと、少子化の原因は未婚率の増加にあると言える。これは巡って記事「少子化の何が問題なのか⁉️なぜ少子化になるのか⁉️」に記載したが、

  1. 女性のライフスタイルの変化
  2. 結婚適齢期の所得不安

の2点をどう解消するかに、かかってくる。次回以降は、この点について解消策を触れていきたい…

 

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著者名:牛窪 恵