男が育休を取ったら気づけたこと

男が育休を取ったら気づけた育児の楽しさ・苦労・コツを感ずるままに書き綴ります。


男が育休を取ったら気づけた9つのこと…

男性の育休取得普及の後押しになれば…

妻が育児ストレスを抱えることがきっかけで育休を取ることになり、あっという間に6ヶ月経つ。育休前の有給を含めると8ヶ月間も休暇をいただいたことになるが、長かった育休期間もようやく終え、この4月から会社復帰した。保育園には残念ながら、認可保育園・認証保育園ともに入れなかったものの、ご好意でなんとか無認可保育園に預けることはできたし、一方で認可保育園に空きがある市区町村への転居も徐々にではあるが、進めている。

 

きっかけは、どうであれ、今回育休を取ったことは私にとって、プラスだったと思うし、もっともっと男性の育休取得が進めば、世の中きっと良くなるとも思う。それは、息子とこれほど一緒に入れる時間が取れたことはもちろんのことであるが、それだけでなく、おそらく育休を取らなければ気づけなかったことに、たくさん気づけたからだ。

 

この記事は、これから男性で育休を取得する方、育休取得に悩んでいる方にとって一助となればと思い、育休を取ることで私が気づけたことを記述したいと思う。なにかしらの参考や後押しになれば幸いに思います。そして、もっともっと男性の育休取得が世の中に普及することを切に願っております!(ブックマーク・Twitterでの拡散を是非ともお願いできれば幸いです!)

 

男が育休を取ったら気づけた9つのこと

私が育休を取ることで気づけたことは以下の9つだ。

  1. 男性に足りないのはサポートではなく、育児を自分事と捉えること!
  2. 育児と仕事の両立は、生半可ではなく大変だ!
  3. 子どもの成長に敏感になる!
  4. 保育園に入るのは本当に大変!
  5. 世の中はまだまだバリアフリーをは全く言えない!
  6. 世の中の動向に詳しくなる!
  7. 妻とのコミュニケーションは難しい!
  8. サラリーマンの不可思議に気づく!
  9. 仕事がしたくなる!

一つ一つ、順々に解説いたします。

 

1. 男性に足りないのはサポートではなく、育児を自分事と捉えること!

まず最初にこのことが言いたい。世の中男女平等が謳われ、女性の社会活躍とともに、男性の育児参画も進んでいることと思う。だが、実際には、まだまだ育児は女性の役割と認識している男性も多く、そして社会風潮もまだまだ進んでいないのではないだろうか。私自身もそうであり、自分自身では、育休取得前から、残業を減らし、家事を手伝っていたりして、結構サポートしている気になっていたのだが、いざ自分で育児をすると、どれだけ育児に関わっていなかったかがよくわかった。

 

世の中イクメンブームでもあるが、「手伝う」とか「イクメン」とか、言ってる時点でダメで、どこか他人事な感じがするのだ。もちろん、何も手伝わないよりもよっぽどマシだとは思うが、それで育児していると自負しているとしたら、甚だ論外だと感じざるを得ない。それは、発想からして間違っていて、自分の子を育児するのは、当然のことであり、それをあたかも本来は自分事ではなく、女性の役割と捉え「手伝う」とか思っている時点で、違うのだ。このことが、男性には大きく欠落していて、「本来女性の役割を、手伝っている俺はイクメンだ」とか思っちゃってる間は、女性の認識とはずっとかけ離れたままなのであろう。そして「結構やってる」と思っている男性と、「全然自分事と捉えてくれない」と思う女性との溝はより深まっていくのであろう…

 

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2. 育児と仕事の両立は、生半可ではなく大変だ!

育児と仕事はどっちが大変なのか?どこの夫婦間でも話題に上がり、不仲の元となっているのではないでしょうか?両方ともを経験した身として意見するならば、どっちも大変!というのが答えな気がします。後は適正ですね…(ー ー;) 人にもすごく寄るんだなということがよくわかりました。

 

印象としては、育児も仕事も、

  • 大切であり、
  • 楽しくもあり、
  • そして大変だということ…

 

もしかすると、育児の方が責任が重いけれども、楽しさも大きいのかもしれません。私はというと、仕事の方がつまらないことも多いし、しんどいなぁと感じます…(-_-) その点でいうと、仕事の為に、子育てや家庭を犠牲にするのは、極めてナンセンスだとも感じます。責任も楽しさもある育児を犠牲にするくらいなら、仕事はいくらでも変えられると思うわけです。

 

で、この二つを比べることは難しいくらいなので、両立なんて本当に難しいと思います。この点は世の男性陣に強く言いたい!もし奥様がお仕事をされているのであれば、それはとてつもないプロジェクトを2つ並行して抱えていると思って、是非そのうちの1つを主体的に関わってあげてください。

 

夜泣きとか、奥様任せにしていませんか? 私は仕事を理由に妻に任せっきりでした…。実際に夜中に起きてあやしてみると、本当にしんどいです。正直なところ何年も寝た気になれていないと思います…0歳児であれば、行動が予測不能で、自分の自由なんてあったものではありません。奥様が昼間から好きな事をしていて楽だなぁなんて、大間違いもいいところです…

 

この大変な子育てを奥様だけにお願いしていると、本当に心も体も崩れてしまいますよ…そして結果的には、不仲になり、取り返しのつかないことにもなりかねません…これは反省も含めてですが、子育ては男性にとっても義務であり自分事として関わらなければならないということをやはり認識しなければならないと強く強く感じます。

 

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3. 子どもの成長に敏感になる!

育児の一番の楽しみは子どもの成長ではないだろうか?子育てが大変なことは重々わかったが、それでも私が仕事よりも大変さを感じなかったのは、子どもの成長する瞬間をリアルタイムに目の当たりにできたことが、やはり楽しく、子育ての疲れもイライラも吹き飛んでしまうからだろう。仕事をしていた時には、妻からその日あった出来事を報告を受けそれでも嬉しかったが、自分の目でリアルタイムで体感できるとその嬉しさは、比較にならないほどである。

 

一方、世の中には情報も溢れていて、育児書などには「⚫︎ヶ月には⚫︎⚫︎ができるようになる」といったことが多数書かれており、また会社同僚や児童館のママ友から、「もう⚫︎⚫︎ができるようになった」と聞くと、息子の成長のことを妙に焦ってしまう…。育児書に「他の子と比較しないように…」といくら書かれていても、頭で理解できても感情はやはり焦ってしまうのだ…(ー ー;) それでも、

  • ハイハイができる。
  • つかまり立ちができる。
  • 伝い歩きができる。
  • 立つ。
  • 歩く。
  • スプーンが使える。
  • 簡単な単語を話す。
  • …etc

などなど、できたその瞬間をリアルタイムで、自分の目で見て、心動く体験をできたことは、育休を取ったことで得た一番の収穫かもしれない。

 

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4. 保育園に入るのは本当に大変!

結果的に一番身にしみて感じられたのはこのことだろう…。特に今年ははてな匿名ダイアリー「保育園落ちた日本死ね!!!」の反響もあり、世の中全体にその苛酷さは知れ渡る結果になった。当然職場には、同様の境遇の女性が多数おり、以前から保育園に入るのが困難だとは聞いていたが、自分自身が認可・認証・無認可あわせ最寄駅にある10もある全ての保育園に全て落ちるとは思ってもみなかった。夫婦共働きであることだけでは、保育園に入れず、私か妻かいずれかが仕事を辞めざるを得ない寸前まで追い込まれた…。噂によると、保育園に入るために、離婚したり、DVを装ったり、育児鬱の診断を得たり、まるで都市伝説のような話が、現実的には本当に行われているのだ。

 

「死ね」といった過激な表現は不適切とは思うが、感情的にはものすごく理解でき、そうした理解が日本全体にあるからこそ、あの匿名ダイアリーは、共感・共有を生み、総理の発言をも覆すことにもなったのだろう。それくらい仕事と子育てを両立するには、物理的な制約が大きく、こういうことこそ公的機関がすべきことだと切に思う。そして、日本全国で2万人、東京都だけでも8000人もの方が、保育園に預けることができず、仕事をやむなく退くことになっている実態に強く憤りを感じる。

 

一方で、民間企業で行えることを公務員が重複して行っていたり、富ある高齢者層に助成金がばら撒かれたり、それを平然と色々な弊害があるからできないという理由を講釈する若手政治家がいたり、政治の有り様について疑問や危惧も多く、このまま多数の高齢者を少数の若者で養う構造や、その高齢者の得票を得るため、高齢者向け政策ばかりを打ち出す政治風潮に歯止めを打たなければ、今後ますます子育てのしづらい国になってしまうのだろう。

 

我が家の話をすると、会社から保育園の紹介を受け、なんとか辞職せずには済んだものの、渋谷区まで満員電車の中を息子を連れ通園し、乗り継ぎ乗り継ぎをし、約2時間かけて通勤する生活が始まる。そのため、待機児童が少なく空きがある地域への転居まで決め、早々に転居したいとも考えている。やはり、負担はそれなりに大きく、これが健全だとはいい難く、とは言いつつも乗り越えなければならないのだが、国・東京都には早くなんとかして欲しいものである。

 

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5. 世の中はまだまだバリアフリーをは全く言えない!

世の中バリアフリーになったと言うが、実際はまだまだ足りないと感じた。特に息子をベビーカーに乗せ、電車で移動する際に痛感する。これはハード面とソフト面の両方がまだ欠落していることを体験できたと思っている。

 

ハード面で言うと、駅では、バリアフリーにエレベーターやスロープが設けられているが、利用者のことをどこまで配慮し作っているのか疑問な設置も多数ある。それは、乗り換えの度に、エレベーターを何度も何度も乗り継がなければならないことや、その設置数が少ないが故に大渋滞が発生し、エレベーターを3往復するまで待たなければならなかったり、数段の階段が不用意にあったりする…。私なんかは我慢ならず、ベビーカーを担いで、階段を上り下りしてしまうが、やはり危険は危険なのだ。

 

ソフト面で言うと、利用者のマナーや配慮であろう。上記のようにエレベーターが少なくベビーカーが10台も行列をつくり並んでいるのに、平然と若者や歩けるであろう高齢者が、我が物顔で行列の先頭に並ぶ…。私の目から見ると、「階段登れるじゃない」とか、少なくとも「エスカレーターで十分だよね…」といったことが日常茶飯事で起きており、特に節度のない高齢者の割り込みなどはものすごく目に付いた…。この立場になってわかったことでもあるが、本当に利用したい人や利用せざるを得ない人が、このような節度のない人により不便を被っていることに気づけたのは大きい。いくらハード面が備わったとしても、それだけでは解決しないからだ。なぜ備わっているのか、その目的を理解した節度や配慮ある行動を心がけたい。

 

そうでないと、それでなくても富ある高齢者を若者世代が養う構造の今の日本において、若者の鬱憤は堆積しつつあると思われ、あまりにも不憫に思われてならない…。

 

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6. 世の中の動向に詳しくなる!

今年は特に、SMAP解散騒動から、ベッキーの不倫疑惑、清原の覚せい剤使用容疑、北朝鮮のミサイル発射…などなど、様々なことが起きた…。あ、あと狩野英孝とかもあったな…(ー ー;)ワイドショーネタばかり挙げたが、それだけではなく、政治動向にしても、金融動向にしても、家にいるとTVやネットで情報は常に発信されている。

 

何が言いたいかというと、昔は家庭に入ると世の中のことを知らないと言われたらしいが、今はむしろ、働きに出て、残業ばかりで仕事詰めでいると、世の中の動向に疎くなると感じた。仕事で知り得るすごく狭い情報だけにとらわれ、世の中全体がどのように動いているかを知るには、むしろ働きに出ず家にいた方が、広く情報が手に入る。これは、時間とも関係していると思える。息子が昼寝をしている時間を使えば、本もたくさん読めた。変に仕事ばかりしていると、新聞の見出しだけ読むので、精一杯なのにだ…。

 

と考えると、人として生まれ、この時代を生き抜くには、もしかすると仕事だけに固執せず、多数の知識情報を入手し、いち早く行動することの方が、よほど重要だと感じるのだ。昨今は、リタイア後に離婚する熟年夫婦も多いらしい。仕事ばかりをし、狭い知識しかないのに、偉そうにしている夫に、愛想が尽きたり、面白みを感じれず、ともに過ごす選択を取らないのであろう…。けしてそればかりではないだろうが、それくらい仕事だけの人間はつまらなく、広く見聞を得て生きた方が、よっぽど有益だと気づけたことは、非常に良かった。

 

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7. 妻とのコミュニケーションは難しい!

まぁこれは、どこの夫婦でも、お互い様で、起こっていることではないだろうか…(ー ー;)互いに愛し合い、夫婦となっても、それでもやはり違う人格、違う価値観をもった人間がともに生活をするわけで、ことさらなんの弊害もなく一生を終える夫婦もないことであろう。私が特に感じたのは、子どもができると、ことさら互いに余裕がなくなり、相手を責める傾向になるということ…。夫婦二人であれば、笑って許せたことが、許せなくなったり、自己中心的に「自分はこんなに頑張っているのに…」と相手を責め出す。これは受け取り手も同様に余裕がないため、「自分の方が頑張ってる…」なんて、一緒に協力すべきところが、競争になってしまい、相手を非難してしまう…。

 

我が家では、妻が働き、私が育児をし、生活が逆転してしまったため、互いのことがよく理解できると思いきや、むしろ「私が育児をしてた時は…」「俺が仕事をしてた時は…」なんて、やはり競争になってしまった…(-_-)

 

どこの家庭でも同じだなんて書いてはみたが、実は我が家だけなら、とてもお恥ずかしい話ではあるが、互いの苦労がわかっても尚、やはりコミュニケーションは難しいのである。これを回避するには、謙虚になり、感謝をし、協力するしかない。加えて夫婦であっても価値観が異なることを認め、互いに考えをぶつけ合い、どちらかの考えを選択するだけではなく、両方の考えを叶える案や、第三の案を模索するしかない。

 

もしかすると、育休を取らずとも気づかなければならないことかもしれないが、互いの立場を逆転することで、妻の考えや価値観をより深く気づけたことは本当に良かった。ぶつかり合うのは、それでもしんどいですけどね…。でも、自分の考えを伝え、相手の考えを知り、徐々にでも見えてくることってきっと多いんだと思う。

 

未婚のカップルを否定するつもりはないが、結婚し一つの家庭を二人で築いていくということは、楽しいことだけではなく、辛いこともたくさんあって、やはり大変なのだ。それでも尚、二人で生きて行くと決めたのだから、協力するしかない。

 

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8. サラリーマンの不可思議に気づく!

育休を取り、これだけ長い休暇を取るのは初めてのことで、仕事している時には気づかなかったが、冷静に、俯瞰して、サラリーマンを眺めてみると、不可思議なことが多い…。もちろん仕事は大切だ。収入面だけではなく、自分の見識を深め、成長させてくれる、と信じている…(-_-)  だが、はたから見ているとやはり矛盾や理不尽、無意味、バカバカしいこともたくさんある。

 

  • 大雪の日に、電車が動かないのに駅で2時間も待ち、それでも尚会社に向かうのに、どれだけの意味があるのだろう…?
  • 単身赴任をし、家族の顔も見れないのに、それでも家族より仕事を優先するのは、ナンセンスではないだろうか…? 
  • 上司にゴマをすり、おべっかを使い、それでも好き嫌いや派閥により、昇進昇格も出来ないことなんてザラにあるのに、そんなことを繰り返していて楽しいだろうか…?
  • 会議に使う資料を長時間かけ作ったのに、実際にはほんの少ししか使われず、雑談と、言い訳と、先送りだけの会議にどんな意味があるのだろうか…?
  • 仕事ではなく、上司、同僚、部下への不満・愚痴を罵り、またその噂話で盛り上がるだけの会議や飲み会、喫煙所での会話は、果たしてどれだけの効果が生まれるのだろうか…?
  • 時代遅れの上層部が、今では全く通用しない過去の栄光を未だに語り続け、その無意味な過去に縛られる会社にどれほどの未来があるのだろうか…?

 

思い返すと、サラリーマンは不可思議だらけであり、せっかく生を受けたにもかかわらず、そんなことで、時間や精神を消費するのは、もったいないと感じる…。

 

これは、育休を取り、自分の為に仕える時間や情報により、視野が広がると、今まで信じてきたことがガタガタと崩れ落ちるように、不信に変わってくる。サラリーマンの多くの時間は、不可思議なのだ…。純粋にやりたいことをやる。楽しめることをやる。この方がシンプルでいい。もちろんそんな甘っちょろいことを言っていて生活できるのかという人もいるだろう。それでも、この不可思議さを解消する努力だけは、できると思う。

 

冷静になって、今の自分を、将来の自分を見つめて欲しい。このままでいいのか?このままじゃダメなのか?自分自身が一番わかっているのではないだろうか…。育休は、家族のあり方について考えるとともに、限られた時間を家族と仕事とどのように配分するのか、何を大切にするのかを、見つめ直す期間になるとおもう。そういった意味でも、育休を使い、長期間仕事と離れてみることには、意味が大きい。

 

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9. 仕事がしたくなる!

最後は仕事がしたくなる!ということである。上記「8. サラリーマンの不可思議に気づく!」と矛盾しているようにも思えるが、そうではない。ここでいう「仕事」とは、元いた会社に復職し、同じ仕事をしたくなるという意味ではなく、本質的にやりたいことや楽しいと思えることで、正しい仕事がしたくなるという意味である。サラリーマンの不可思議に気づけたからこそ、元の会社に復帰してもその不可思議を無視し、単に仕事に没頭したり、家庭とのバランスを考えて仕事をしたり、場合によっては、仕事そのものを見直し、本当の仕事がしたくなると思えるのだ。

 

これは、私に限った話なのかもしれないし、同様に仕事や会社と距離を置くことで、今のままで本当にいいのかを見直す人もいるかもしれない。多くの人にとって、それほど仕事は時間を費やす行為であり、その仕事が本当にやりたいことなのか、を考えること自体は、非常に有意義なのである。育休という期間は、そういったことを考える期間としては、時間的な余裕もあり、自分だけではなく家族のことも考える機会であり、広く情報を収集できる期間だと思える。

 

実際に私が今考えていることは、

  • 元いた会社に復帰し、サラリーマンとしての不可思議は無視した状態で、取り掛かっているプロジェクトの成功に没頭したい。
  • そのプロジェクトを終焉として、より家族と向き合える仕事、自分がやりたい仕事を叶える為に、個人事業主として働くことを模索したい。

と思っている。

 

  • 人生は限りあり、
  • 人生は長いのだ…

 

相反する表現だが、人生の大部分を占める仕事には、無駄なことに時間や精神を費やしたくなく、残りの長い人生=仕事を全うし、正しく生きたい。そう強く強く思えるのである。育休の期間は、この考えに到達できたことも、大きい。ハッキリ言うと、残りの人生、不可思議な生活にはしたくないのである…(-_-) 正しい仕事がしたいのだ。

 

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編集後記

当初この記事は、過去の記事の目次的な投稿になればいいと思い書き始めたが、書いてみるといろんなことを振り返り、また考える機会になり、結局のところ予想をはるかに超える長文になってしまいました。書き始めてから1週間以上経ち、ここまで長文になると、1項目1記事に分割して投稿しようとも思いましたが、振り返り見ると、各項目が緩やかに関連していて、全てを1つの記事とした方が、私の感じたことが伝わると思い、ここまでの長文となってしまいました…。ここまでご覧頂いた方には、本当にお詫びと御礼を申し上げます。

 

1週間もかけて記事を書いている間にも、ある方は「男が育児出来ない日本死ね」と世の中を嘆いたり、著名人が「3年で長時間労働をやめなければ日本は破綻する」と提言されたり、待機児童問題だけでなく、育児全般について、世の中が少しづつ気づき、変わり始めたところでもあると強く感じます。

 

いろいろ書きましたが、本質的には、

  • 子育ては、夫婦の義務であり楽しみであり、それを放棄するのはもったいない。
  • 家族や子育てよりも大切な仕事なんて、世の中には無い。
  • その子育てを重視するように、個人も社会もまだまだ努力しなくてはならない。

というのが、私の言いたいことになるかと思います。

 

一方で副次的には、日本はこのまま少子化が進むと、

  • 多数の高齢者を少数の若者で養う構造が更に強まる。
  • 養う高齢者と自分のことで精一杯となり、子どもを産まない。
  • 子どもを産まないと、日本の人口はますます減る。(2100年には今の4割)
  • 人口が減ると、ものが売れない。
  • ものが売れないと、企業は潰れる。
  • 日本株式は下落し、海外からの投資は止まり、更に経済は回らない。
  • 経済成長性の無い国には、外交上も軽視される。

などなど、悪循環を辿ることになりそうです…。

 

この悪循環を断ち切るのも、子どもを産み、育てるということが解決策であり、国政はもちろんのこと、個人の努力や、世の中の風潮が変わらなければならないという時期をとっくに過ぎていることを、皆が自覚しなければならないと思っています。

 

極端な物言いをし、批判を浴びた中学校校長もいましたが、表現や発言場面に配慮すべきことはあるものの、言っていることは、けして間違ってもいないと思うのです。そんなことを思い、子育てを大切する社会風潮に変わっていくことを前向きに期待し、この記事を終えたいと思います。

 

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P.S.

仕事復帰すると、更新頻度がかなり減るとは思いますが、引き続き「子育てのこと」「仕事のこと」「家のこと」たまに「時事ネタ」など、書ける範囲で書き続けたいと思っていますので、引き続き応援いただけますと幸いです。

 

<掲載ブログ>

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<推薦図書>

男子の勤め人で育休を取得する人はまだ1.89%。 そのうち60%が2週間以内・・・これが男の育休の現実。そんな日本で、半年の育休中、専業主夫となり、公園デビューも体験したパパ皮膚科医がいた。 男の長期育休って、どうすれば取れる? えっ、家事もするの? 働いているほうがずっとラク? 最初はワクワクドキドキ、途中もハラハラ。 でも最後はわが子の成長に「取ってよかった! 」と感動、感謝!  決意、手続き、準備、おむつ替え、泣きやまないとき、おっぱい対策、離乳食作り、お風呂、検診、公園デビュー、ママ友との日々、育児ストレス、わが子いじめ?「いいこと」「つらいこと」から、「世間の目」まで、男の育休のすべてと、現役皮膚科医だからわかった、赤ちゃんの肌を守る「攻め」と「守り」のベビースキンケアのすべて…

 

書籍名:男が育休を取ってわかったこと
著者名:池田 大志