男が育休を取ったら気づけたこと

男が育休を取ったら気づけた育児の楽しさ・苦労・コツを感ずるままに書き綴ります。


育休のススメ_6 保育園に入るのは本当に大変!

保育園に入るのは本当に大変…

先述記事「育休のススメ_2 男が育休を取ったら気づけた9つのこと」の続き…

 

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私が育休を取ったら気づけたことの4つ目がこれ…⬇️

  

4. 保育園に入るのは本当に大変!

 

結果的に一番身にしみて感じられたのはこのことだろう…。特に今年ははてな匿名ダイアリー「保育園落ちた日本死ね!!!」の反響もあり、世の中全体にその苛酷さは知れ渡る結果になった。当然職場には、同様の境遇の女性が多数おり、以前から保育園に入るのが困難だとは聞いていたが、自分自身が認可・認証・無認可あわせ最寄駅にある10もある全ての保育園に全て落ちるとは思ってもみなかった。夫婦共働きであることだけでは、保育園に入れず、私か妻かいずれかが仕事を辞めざるを得ない寸前まで追い込まれた…。噂によると、保育園に入るために、離婚したり、DVを装ったり、育児鬱の診断を得たり、まるで都市伝説のような話が、現実的には本当に行われているのだ…

 

「死ね」といった過激な表現は不適切とは思うが、感情的にはものすごく理解でき、そうした理解が日本全体にあるからこそ、あの匿名ダイアリーは、共感・共有を生み、総理の発言をも覆すことにもなったのだろう。それくらい仕事と子育てを両立するには、物理的な制約が大きく、こういうことこそ公的機関がすべきことだと切に思う。そして、日本全国で2万人、東京都だけでも8000人もの方が、保育園に預けることができず、仕事をやむなく退くことになっている実態に強く憤りを感じる。

 

一方で、民間企業で行えることを公務員が重複して行っていたり、富ある高齢者層に助成金がばら撒かれたり、それを平然と色々な弊害があるからできないという理由を講釈する若手政治家がいたり、政治の有り様について疑問や危惧も多く、このまま多数の高齢者を少数の若者で養う構造や、その高齢者の得票を得るため、高齢者向け政策ばかりを打ち出す政治風潮に歯止めを打たなければ、今後ますます子育てのしづらい国になってしまうのだろう…

 

我が家の話をすると、会社から保育園の紹介を受け、なんとか辞職せずには済んだものの、渋谷区まで満員電車の中を息子を連れ通園し、乗り継ぎ乗り継ぎをし、約2時間かけて通勤する生活が始まる。そのため、待機児童が少なく空きがある地域への転居まで決め、早々に転居したいとも考えている。やはり、負担はそれなりに大きく、これが健全だとはいい難く、とは言いつつも乗り越えなければならないのだが、国・東京都には早くなんとかして欲しいものである…

 

続く… 

 

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<推薦図書>

男性の勤め人で育休を取得する人はまだ1.89%。 そのうち60%が2週間以内・・・これが男の育休の現実。そんな日本で、半年の育休中、専業主夫となり、公園デビューも体験したパパ皮膚科医がいた。 男の長期育休って、どうすれば取れる? えっ、家事もするの? 働いているほうがずっとラク? 最初はワクワクドキドキ、途中もハラハラ。 でも最後はわが子の成長に「取ってよかった! 」と感動、感謝!  決意、手続き、準備、おむつ替え、泣きやまないとき、おっぱい対策、離乳食作り、お風呂、検診、公園デビュー、ママ友との日々、育児ストレス、わが子いじめ?「いいこと」「つらいこと」から、「世間の目」まで、男の育休のすべてと、現役皮膚科医だからわかった、赤ちゃんの肌を守る「攻め」と「守り」のベビースキンケアのすべて…

 

書籍名:男が育休を取ってわかったこと
著者名:池田 大志