男が育休を取ったら気づけたこと

男が育休を取ったら気づけた育児の楽しさ・苦労・コツを感ずるままに書き綴ります。


単身赴任なんてナンセンスでしかない…

ドラスティックな人事異動…

昨日は、久々に大学の友人と飲みに出た。向こうから誘いがあったのだが、聞くと4月から単身赴任で大阪に異動するとのこと…どうも聞くと、社長交代に伴い、ドラスティックな人事異動が発表されたという…本来ならば、大阪本社の会社なので、栄転とも言えるのだが、やはり単身赴任は考えるものがある…友人は奥さんも同じ会社に勤めていて、依願し異動をせずに済むか、もしくは夫婦での異動を願い出たらしい。

 

で、許可されたのは、夫婦での異動とのこと…。友人は、子どもが二人。二人とも保育園に通わせている。それも、無認可の保育園を経て、ようやく認可保育園に入れたばかりだ…

 

ここでもやっぱり待機児童問題…

で、大阪の保育園を探したらしいのだが…4月入園は、昨年の10月に全て申し込みを締め切ったとのこと…大阪も、待機児童の問題は東京と同じく大きな課題らしい…

 

で、あえなく奥さんは東京に留まり、友人の単身赴任が決まった…。再度、単身での異動を願い出たときには、会社人事からは不満も言われたという…。友人はマイホームを購入したばかり…家族で一緒に住めるよう、他の会社への転職活動も既に進めている

 

幸せとは…?

やけ酒に近い形で、私もそれに付き合ったが、帰りの電車では自分自身にも降りかかる可能性のある問題として、考えにふけった…

 

  • 異動の可能性…
  • 保育所問題…
  • 単身赴任…
  • マイホーム…
  • 転職…

 

多くのサラリーマンが同様の不安を抱えながら、日々邁進している…

 

  • 家族離れて暮らしてまで、
  • せっかく買ったマイホームには住まずに、
  • 見知らぬ土地で暮らす…

 

それは、仮に栄転と言われたとしても、果たして「幸せ」と言えるのだろうか…記事「幸せとは?」でも書いたが、

 

  • 家族が一緒にいること
  • 友人がいること

 

は、「幸せ」を構成する大きな要素だと思う…そして、そうした環境があって初めて仕事に邁進・没頭できるのではないだろうか…

 

  • 昔から転勤や単身赴任なんて当然あった…
  • 正社員なら転勤は当たり前…

 

なんて声が聞こえてきそうだが、

 

  • 女性が専業主婦をしていた時代とは大きく異なる問題だと私は感じる…
  • 社員全員が終身雇用だった時代とは大きく異なる問題だと私は感じる…

 

女性が社会に出て(これ自体は当然私も大賛成です)、男性の都合だけでは転居もし難くなり、今回のような単身赴任は増えていくのであろう…妻が夫にあわせて、転居・転職・異動ができればいいのだが、そう都合よくもいかない…

 

単身赴任なんてナンセンスでしかない… 

雇用形態が、非正規雇用社員が増大する今、会社の異動命令に従えなければ、雇用形態を変えて働き続ける選択肢も今後は増えてくるのであろう…そして、限定正社員のように地域や職種を固定し働く雇用形態も今後増えるだろう…。様々な選択肢に迫られる時代環境だし、年齢なのかもしれないが、大切なのは…

 

  • 家族は一緒に暮らすこと
  • だからこそ、仕事に没頭・邁進できること

 

だと、私は思う… 

 

強調して言うと…家族が離れて暮らすなんて、ナンセンスだ❗️と強く言いたい… 。もちろん、人それぞれに大切にするものは違うし、正解なんて無い世の中だ…今まさに単身赴任でご苦労されている方にとっては、失礼な発言なのかもしれない…私自身も独身時代には転勤や単身赴任について、何の違和も感じていなかった…だが、今の私は、そう考えるのである…

 

昨夜は、家族やサラリーマンであることについて考える一夜になった…友人の転職活動を応援したい…

 

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<推薦図書>

「単身赴任」による家族分離は勤労者の心理にどのような影響を与えるのか。広汎な調査をもとに帯同赴任群と比較することで実証的に解明する。研究者、人事管理の担当者、単身赴任の経験者まで、幅広い読者を対象とする。 

書籍名:単身赴任と心理的ストレス―家族分離についての実証的考察 
著者名:田中 佑子