消去法…
前回の記事「夜泣きへの5つの対処法」の中の「消去法」について、科学的に触れてみたいと思います。この「消去法」についてのポイントについても、私が参考にした中島美鈴さんという臨床心理士の記事をリンク致します。
「消去法」という名前は、行動分析の専門用語である「消去」に由来しているらしく、
- 子どもがどのようにして夜泣きを学習するのか
- 一旦学習した行動を、どのように止めされるのか
という流れを理解することが重要です。例として、子どもが夜中に目が覚めてしまうとき、眠りにつくときに口に含んでいたはずの哺乳瓶・おしゃぶりがないことに気づいて泣きます。そうすると、ママはミルクを与え、おしゃぶりをします。というケース(まさに我が家です…)を想定し、解説すると…
これが繰り返し行われることで、子どもは、「夜中に目が覚めたときに泣けばミルクがもらえる」ということを学習するらしい。
- 「泣く」という行動に対して、
- 「ミルク」という結果を伴わせることで、
- より「泣く」という行動が多く見られるようになる。
ということになり、結果的に「ミルク」は夜泣きを促進していることになります。
それに対し、一旦学習した行動を止めさせるには、(夜間のみですが)一気にミルクを与えるのを止めてしまう「消去」が最も効果的とのこと。これまで「一定の間隔」や「子どもが泣くたび」といったタイミングであげていたミルクを止めると、子どもは、これまで体得していた「泣く」行動をしても、「ミルク」という強化子が与えてもらえないことを感じます。そして徐々に泣く行動は減っていくらしいのです。これが「消去」という手続きです。
いざ、やってみると…
理論は理解するものの、いざやってみると大変です。まず、夜泣きがあっても我慢です。我が家はマンションなのですが、上の階に声が響いていないか(きっと響いているはず…)にビクビクしながら、ひたすら我慢です。そして、働きに出ている妻もイライラしてきます。(私が働いているときは、起きろと言うくせに…)それでも、ひたすら我慢です。ミルクは与えず、頭を撫で続け、寝かせます。
これには、根気が要ります。まさに実験と検証です…。が、効果があったのか、その時期が来たのか、、、少しづつですが、夜泣きの頻度は減ってきている気もします…。私自身の本音で言うと、2〜3時間おきにミルクを与える労力と、夜泣きに我慢し頭を撫で続ける労力は、私の場合は後者の方がつらいです…
結局のところ、自分に合った方法で解決するのが望ましいと感じますが、ただ、正しい理解をした上で、かつ多くの選択肢を持った上で、可能な選択をするということが重要だとも感じます。こんな試行錯誤をしているうちに、子どもは知らずに、大きくなるんでしょうね…
世の中の男性には、この体験を是非自主的にしてほしい。私自身が、仕事をしている時は(それを理由にして)一切起きなかったのですが、本当につらい作業です。週に数度交代でもいいので、是非ママに替わって夜泣き対応を試してみてください…
<関連記事>
<掲載ブログ>
<推薦商品>
これからのママやプレゼントにオススメです!
95.2%のママが満足するぐずりなき対策のぬいぐるみです。
【赤ちゃんぐずり泣き対策 クマイリー】出産祝いに大人気 (ブルー)